後見監督人とは、成年後見制度において、後見人が行う事務を監督する役割を担う者です。
後見監督人は、家庭裁判所によって選任され、後見人とは別に、後見人の事務内容をチェックし、適切に行われていることを確認します。
後見監督人の職務は、以下のとおりです。
- 後見人の事務を監督すること
- 後見人が欠けた場合に、遅滞なくその選任を家庭裁判所に請求すること
- 急迫の事情がある場合に、必要な処分をすること
後見監督人は、後見人の事務を監督することで、本人の財産や身上の保護を図り、後見制度の適切な運用を担保しています。
後見監督人は、弁護士、司法書士、社会福祉士などの専門家や、本人や家族が行うこともできます。