法務局とは、法務省の地方支分部局の一つです。法務省の事務のうち、登記・戸籍・国籍・供託・公証・司法書士及び土地家屋調査士、人権擁護、法律支援、国の争訟の事務を処理するための地方支分部局です。
法務局は、全国に8か所(東京、大阪、名古屋、広島、福岡、札幌、仙台、那覇)あり、各法務局の下に、都道府県ごとに地方法務局が置かれています。法務局では、以下の事務を行っています。
- 登記:土地や建物、動産などの所有権や抵当権などの権利関係を公示する制度
- 戸籍:出生、死亡、結婚、離婚などの事実を記録する制度
- 国籍:日本の国籍を取得したり、喪失したりする手続きを行う制度
- 供託:裁判所の命令に基づいて、金銭や物品を法務局に預ける制度
- 公証:公証人が作成する公正証書の認証や保管を行う制度
- 司法書士及び土地家屋調査士:司法書士や土地家屋調査士の登録を行う制度
- 人権擁護:人権侵害に関する相談や救済を行う制度
- 法律支援:経済的困窮者に対して、法律相談や代理人による弁護を行う制度
- 国の争訟:国が原告または被告となる訴訟を担当する制度法務局は、国民の財産や身分関係を保護し、人権を擁護する重要な役割を担っています。