2011.07.25
SCJ支援をはじめて~CSRから見えるもの~

お父さん、お母さん、どうして働くの?





子どもにこう問われたとき、どんな風に応えますか?



「あなたを守るために働いているのよ」



「生活のためよ」



「仕事が好きだからだよ」



答えは十人十色。だけど、こんな問いかけをできることが実は幸せなんです。



 



働くことは生きること。



私たちは「働く」ことで生きる証を刻んでいるのではないでしょうか。



 



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平成233月11日、東北から関東にかけて歴史的な大地震が発生しました。



東日本大震災という未曾有の大地震と巨大津波に日本国中がパニックになり、経済が麻痺し、人やモノの流れが一時ストップしました。



 



実はその日、ホームハンズではある団体様のお引越し作業をしていました。



 



その団体の名前は「Save The Children Japan」(SCJ)様。



 



ホームハンズとSCJとの出会いは平成227月。



経営理念に則った、CSR[1]活動を始めよう!と話し合い、NGOへの支援を決めました。



数あるNGOの中でも、SCJは歴史があり、「子ども」の視点に立って行動することをモットーとされていました。



創立者のエグランタイン・ジェブさんのアイデンティティ、「計画的で調査に基づいた試みの大切さ」を今も受け継いで活動されているSCJ。



世界各地において、「子ども」の立場に立って考え、行動されるSCJの姿にホームハンズスタッフは共感し、支援をすることを決めました。



 



ホームハンズではお引越し売上の一部をSCJへの募金として支援をしています。



そんな縁もあり、大阪事務所の移転作業のご依頼をいただき、作業をさせていただいたのです。



 



大阪事務所のご転居作業の2時間後に東日本大震災が発生。さまざまなメディアに取り上げられ、NGONPO団体をあまり知らない人にも認識されるようになります。



 



 



数あるNGO団体の中でも群を抜いて対応が早かったSCJ。地震発生直後、自分たちのやるべきことは既に明確になっていたと話されていました。



 



引越し荷物はそのままで、SCJ大阪事務所は震災の対応に取り組んだそうです。



大阪事務所スタッフだけではなく、多くの学生ボランティアも被災地支援のために結集し、アイディアを出しあい、一人でも多くの命を救うべく動き出しました。







[1] CSR・・・企業の社会的責任



「地震発生翌日には海外からの専門スタッフが到着。スリランカ、パキスタンから経験のあるスタッフ(日本人)も現地入りしました。」(SCJ伊藤様)

「具体的な初動的の活動としては物資配布。中でもSCJが災害時に配布している衛生キット(ウェットティッシュ、下着類など)の物資調達は大阪事務所も行い、後方支援を行った。沢山の企業から支援があった。支援された物資を仕分けしたり、不足しているものは調達したりした。」(SCJ伊藤様)

「本部のある東京ではガソリン缶や発電機など初動時に必要な物資の調達に困難を要していたため、大阪事務所は東京本部の後方支援を行い、必要な物資を調達して本部へ送っていた。」(SCJ梶様)




その活動の一つが「子どもひろば」。



1919年のSC(イギリス創立時はSave the hildren)発足以来、SCJの活動はその名の通り「子ども」の権利を守ることを目的とされています。



 

 

東日本大震災の被災地でもその目的は生き続け、子どもたちによる自主的な「こどもひろば」が沢山作られました。



 

SCJ子どもひろばのユニークなところは、子どもたちと一緒にひろばを作っていく点。ポスター作成や避難所の中で電車ごっこをしながらの呼びかけなど、自分たちで考えながら作っていきました。スタッフはその支援をしていくだけ。子どもたちが自主的に行っていることなので、避難所の大人たちもあたたかい目で見守ってくれました。」(SCJ伊藤様)



この「子どもひろば」は地震発生後1週間くらいでほぼ出来上がったとのことです。



 



「子どもひろば」のもう一つの意味は、子どもたちの保護者である大人たちが通常の生活を取り戻すことにあります。子どもたちのケアを通して大人たちの日常生活再建を支援していくこともSCJの重要な役割です。



 



被災地の子どもたちは「お父さん、お母さん、どうして働くの?」という問いかけができない状態にあります。それは被災された多くの方々が家を失い、仕事を失われたからです。いつも通りの生活をするということは、毎朝ごはんを食べて、服を着替え、仕事に行くということ。



働く、ということはいつも通りの生活を生きるという証なのです。



 

 

私たちホームハンズは、子ども達が「お父さん、お母さん、どうして働くの?」という問いかけができるようになる日を1日でも早く迎えられるよう、SCJへの支援を行っています。



SCJ支援を決めたのは震災よりも前ですが、実際に被災地で働くSCJの活動をさらに支援したいと強く感じています。



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